アサリ研究
同じ有明海でも、
場所が違えば育ち方は違う?
有明海の生きものを小さいところから再生するために、まず1つの生きものを、実際に育てて記録します。そのひとつがアサリです。
なぜ調べるのか
アサリは干潟の砂の中で暮らし、ほとんど動きません。そのため、その場所の海の違いが、育ち方や生き残りに表れやすいと考えています。
アサリだけを増やすことが目的ではありません。アサリを手がかりに、この海で生きものが育つ条件を知りたいと思っています。
どこで調べるのか
浜町を拠点に、塩分の違う3つの条件を用意して比べる計画です。実証区A:汽水域(川の水がまざる所)/実証区B:海寄りの汽水域/実証区C:完全海水。実証区の正確な場所は、準備ができしだい載せます。
何を比べるのか
殻の長さ(どれだけ育ったか)、生き残った数(どれだけ残ったか)。そして、そのときの水温・塩分・雨・潮。アサリの記録と、定点観測の記録を同じ時間軸に並べて比べます。
何が分かっているか
アサリについては、まだ何も言えません。
まわりの海については、定点観測から次のことが記録されています。
研究会の現地観測から、地点ごとの塩分のいちばん低い値と高い値。時刻や潮がそろっていないため、単純には比べられません。
浜町では、雨のあとに塩分が下がり、戻るまでに日数がかかることが記録されています(9月4日の雨のあとは3日目に戻ったと記録。9月27日の雨のあとは、4日たっても戻っていません)。
何が分かっていないか
塩分の違いが、アサリの育ち方や生き残りにどう関わるのか。雨で塩分が下がったとき、アサリに何が起きるのか。どれくらいの日数なら耐えられるのか。どれも、まだ分かりません。
どこまで進んでいるか
成長と生き残りの記録
観測員が記録した値を、そのまま載せています。